子供に作物を育てる喜びを教えたい!
我が家はアパートで庭がありません.子供たちに自分たちが食べる野菜たちがどんな生き物なのかを知ってほしい.一緒に大人も作物を育てる楽しさや難しさを感じたい.四畳ほどの広さのベランダにプランターを置き,野菜たちを育てています.植えた野菜が,なんだかわからないまま枯れたり,せっかく実ったキュウリの花がナメクジに食べられたり,七難八苦の連続ですが,その経験も価値のあるものと考え,同じような活動をしておられる大人たちの一助となればと思い,我々の成功も失敗も徒然なるままに書き記していこうと思います.
・ベランダ程度の広さの空間でプランターで育てます
・農業は素人です,野菜に関する知識はないです
・野菜育ての技術論は他の指南書に譲ります.子供と育てて楽しかったか,得したか,何を学んだか,子供がどのように成長したかを書いていきます
プランターで家庭菜園
2021年に育てる作物
今年度育てる作物は以下です.
・ホーム太郎トマト
接ぎ木しているものを購入しました.すでに花がいくつか,蕾がいくつかついています.トマトは毎年育てており,赤い実がなって子供にも容易に収穫,そのまま食べたりできるので,我が家では大人気です.
実がなると,朝幼児園に向かって出発する時に採ってポケットに入れて,登園途中の道端の丘の上で腰をおろし,街を見下ろしながら美味しくいただきます.子供たちにとって楽しい思い出になっていると思います.子供の観察で気がついたことですが,作物を育てたり,土いじりをした経験が無いと,プランターの土でも触ることが汚い,枝から実をもいでそのまま食べる行為は汚いと嫌悪感をもつようになることです.我が家ではプランター程度の土いじりですが,土に慣れることができています.この点は小さいながらも家庭菜園をやってよかったと最も思う成果の一つです.
・キュウリ 夏すずみ
これも接ぎ木したものです.毎年ナメクジとの戦いと葉っぱに白い斑点がついて枯れる現象との戦いになります.
キュウリはこれまで我が家では,たくさんできる年があったり,全然ならなかったり,毎年波が激しい野菜でした.子供たちもキュウリが大好きなので毎年楽しみにしています.実がなる時期になると毎日収穫します.一本しかならない日は,こっきとみーちゃんでどっちがもぐか,子供同士で相談して決めています.こっきがみーちゃんにもぎ方を教えます.取れない場所にある実はこっきが採ってあげたりします.一つのキュウリをパキッと割って二人でバリバリ食べます.協力や譲り合い,親切,兄弟愛をキュウリを通して垣間見ることができます.
・ナス
接ぎ木したものです.地面深くまで根を張ると聞きますが,うちはプランターで育てるしか無いです.不安はありますが,それなりに毎年実をつけてくれます.今年も期待.
ナスの苗.実は,子供たちはあまり好きじゃない.
・ピーマン
ピーマンはテキトーに育てても毎年よく実をつけてくれる優等生です.大人にとっては.子供たちには実をもぐだけの存在.食べ物としては扱ってもらえません.
・ニラ
植えているだけでニョキニョキ生えてきます.切っても切っても食べれる優れ食材です.下の絵は一回目の収穫後.切った部分がまた伸びてきました.
・パセリ
今年初参戦.子供たちは香草のような匂いの強い野菜が苦手です.パセリを育てて,慣れて,食べて,美味しさを知ってくれればと思い,育てることにしました.
・たらの芽
山形の実家からもらってきました.6年ほど前から育てております.最初は10cmくらいの高さの細い木だったのが,毎年,土から新しい芽が出てきて,だんだん増えてきました.とはいえ,食べられる程度までプランターで育てられるのか不安です.
今年度の家庭菜園開始
紹介した作物を今年は育てます! 彼らから何を学べるか,楽しみです.
まとめ
・トマト,キュウリ,ナス,ピーマン,パセリ,ニラ,たらの芽を育てはじめました
・たらの芽とニラ以外は苗を買ってきて植えました
・プランターでも土いじりの経験を子供に積ませることで,土に対する嫌悪感をなくすことができました
・水をやったり,肥料を上げたり,草をむしったり,ナメクジを撃退したり,子供たちに作物の育成のプロセスに楽しく触れさせ,何を学ぶのか観察していきます